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06月05日-01号

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  1. 下松市議会 2008-06-05
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    平成 20年 6月 定例会(3回)平成20年6月5日平成20年第3回下松市議会定例会会議録第1号───────────────────議事日程  平成20年6月5日(木曜日)午前10時開会、開議 日程第1、会議録署名議員の指名について 日程第2、会期の決定について 日程第3、承認第5号 専決処分した平成20年度下松市老人保健特別会計補正予算(第1号)の承認について 日程第4、承認第6号 専決処分した下松市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の承認について 日程第5、報告第3号 平成19年度下松市一般会計予算繰越明許費繰越計算書 日程第6、報告第4号 平成19年度下松市一般会計予算事故繰越し繰越計算書 日程第7、報告第5号 平成19年度下松市水道事業会計予算繰越計算書 日程第8、報告第6号 平成19年度下松市水道事業会計継続費繰越計算書 日程第9、報告第7号 平成19年度下松市工業用水道事業会計予算繰越計算書 日程第10、報告第8号 下松市土地開発公社の平成20年度事業計画説明書の提出について 日程第11、報告第9号 財団法人下松文化振興財団の平成20年度事業計画説明書の提出について       報告第10号 財団法人下松笠戸島開発センターの平成20年度事業計画説明書の提出について       報告第11号 財団法人下松水産振興基金協会の平成20年度事業計画説明書の提出について 日程第12、議案第32号 平成20年度下松市一般会計補正予算(第1号) 日程第13、議案第33号 下松市監査委員条例の一部を改正する条例 日程第14、議案第34号 下松市温水プール条例の一部を改正する条例 日程第15、議案第35号 下松市支援費支給条例を廃止する条例 日程第16、諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 日程第17、監査報告第2号 例月出納検査報告について本日の会議に付した事件  日程第1から日程第17まで出席議員(23人) 1番  広 戸 一 見 君         2番  松 本 真一良 君 3番  内 冨   守 君         8番  古 賀 寛 三 君 9番  松 尾 一 生 君        10番  村 田 丈 生 君11番  金 藤 哲 夫 君        12番  中 谷 司 朗 君15番  林   孝 昭 君        16番  内 山 吉 治 君17番  武 居 宏 明 君        18番  近 藤 則 昭 君19番  山 本 朋 由 君        20番  中 村 隆 征 君21番  真 楽 史 子 君        22番  渡 辺 敏 之 君23番  城 市   進 君        24番  堀 本 浩 司 君25番  高 田 悦 子 君        26番  近 藤 康 夫 君27番  浅 本 正 孝 君        28番  山 崎   勲 君29番  小 林 莞 兒 君                      欠席議員(1人)                14番  福 田   稔 君説明のため出席した者       市長             井 川 成 正 君       副市長            森 田 康 夫 君       教育長            相 本 晃 宏 君       水道事業管理者水道局長    棟 居 則 夫 君       総務部長           蓬 莱 謙 一 郎 君       企画財政部長         棟 近 昭 典 君       生活環境部長         杉 岡 廣 明 君       健康福祉部長         藤 井 岩 男 君       少子化対策担当部長      網 本 哲 良 君       経済部長           原 田 孝 久 君       建設部長           村 上 篤 志 君       教育次長           藤 井 幹 男 君       消防長            原 田 一 君       監査委員           白 木 正 博 君議会事務局職員出席者       事務局長           森 重 清 司 君       事務局副局長         内 山 教 雄 君       次長             中 村 良 一 君       庶務係長           大 崎 広 倫 君───────────────────────────────午前10時00分開会 ○議長(広戸一見君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員23人であります。これより平成20年第3回下松市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 △日程第1.会議録署名議員の指名について ○議長(広戸一見君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、議長において、松尾一生議員中谷司朗議員を指名いたします。 △日程第2.会期の決定について ○議長(広戸一見君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月18日までの14日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。 △日程第3.承認第5号専決処分した平成20年度下松市老人保健特別会計補正予算(第1号)の承認について ○議長(広戸一見君) 日程第3、承認第5号専決処分した平成20年度下松市老人保健特別会計補正予算(第1号)の承認についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) おはようございます。説明いたします。 承認第5号専決処分した平成20年度下松市老人保健特別会計補正予算(第1号)の承認について、御説明申し上げます。 この補正予算は、平成19年度下松市老人保健特別会計決算における収支不足を補てんするために、繰上充用金医療費適正化推進費受け入れ超過分国庫補助金返還金医療費受け入れ超過分県負担金返還金及び審査支払い手数料交付金受け入れ超過分支払い基金交付金返還金を計上し、これらの財源として、支払い基金交付金及び国庫支出金を充当したものであります。 以上、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、5月26日付で専決処分いたしましたので、御承認ほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております承認第5号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、承認第5号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより承認第5号専決処分した平成20年度下松市老人保健特別会計補正予算(第1号)の承認についてを採決いたします。本件の専決処分につき承認を求める件は、承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、承認第5号の承認を求める件は承認することに決しました。 △日程第4.承認第6号専決処分した下松市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の承認について ○議長(広戸一見君) 日程第4、承認第6号専決処分した下松市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の承認についてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 承認第6号専決処分した下松市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の承認について、御説明申し上げます。 平成20年度税制改正に係る地方税法等の一部を改正する法律が、平成20年4月30日、国会において成立し、同日、公布施行されました。 この議案は、この税制改正に伴い、国の法律に合わせ、直ちに施行する必要がある事項について条例改正専決処分を行いましたので議会の御承認をお願いするものであります。 主な改正内容について、御説明申し上げます。 まず、市民税関係についてでありますが、公益法人制度改革に伴い、公益社団財団法人及び一般社団財団法人について、最低税率を適用し、あわせて、法人でない社団または財団で収益事業を行わないものについて、非課税とするものであります。 また、特定中小会社が発行した株式について、譲渡益が発生した場合、譲渡益を2分の1とする特例を廃止するものであります。 固定資産税関係につきましては、独立行政法人緑資源機構の廃止に伴う規定の整備等を行うもの等であります。 国民健康保険税関係につきましては、基礎課税額に係る課税限度額につきまして、現行56万円を47万円に改定し、後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額12万円を新たに設定いたします。 また、後期高齢者医療制度創設に伴い、制度創設時の後期高齢者または制度創設後に75歳に到達される方が国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行された場合に、その同じ世帯に属する国民健康保険の被保険者の保険料が従前と同程度となるよう、軽減措置を講じるものであります。 その他、法令改正に伴う所要の規定の整備を行うものであります。 以上、承認第6号について、御説明いたしましたが、御承認ほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。城市 進議員。 ◆23番(城市進君) 承認の第6号について、何点かお尋ねをいたします。 最初に、裏から2ページのところに参考ということで、今市長から説明もありました、参考書きが書いてあります。そこで最初に、市民税のかかわりでお尋ねをするのですが、法人税の均等割のことです。年額最低5万円ですけれども、この法人または公益法人という団体ですか、これは市と交わしている契約等にもかかわりがありますけれども、東陽コミュニティーセンター運営協議会とも契約を交わして5万円を払っていると思うのですが、幾つの団体がここではあるのか、並びに非課税の法人または団体は幾つあるのか。これは、例えば、老人集会所等が、この非課税に当たるのではないかと読み取るわけですが、それぞれ幾つあるのでしょうか、お尋ねをいたします。 次に、固定資産税に関しまして、省エネの住宅改修を行った住宅にかかわる固定資産税の減額の措置ということで、この創設に伴う規定の整備が入っています。時代に即応した、これは措置だと理解をするのですが、これについては、2つの中身があるように理解をします。 1つは、現存する既存の住宅において、窓の二重サッシ化であるとか、耐熱化、こういう改修をしたときの、いわゆる税の控除、もう1つは、ちょっと大がかりと申しましょうか、省エネを目的とした増改築工事住宅ローン等も利用される例が多いと思うのですが、この残高に対する、いわゆる税の控除と2種類あると理解をするのですが、具体的に、こういうことだと中身がよくわかるように説明をしていただきたいと思います。 3点目は、国民健康保険税について尋ねますが、基礎課税の現行56万円を説明がありましたように47万円に下げてくる。 一方で、4月からスタートいたしました後期高齢者医療制度発足に伴う高齢者の支援金制度の創設と、12万円が限度額で取られるわけですが、そこでお尋ねするのですが、あわせてみますと59万円の限度額になると思うのですが、この限度額世帯は、下松ではそんなに多くはないと思うのですが、何世帯ぐらいあるのでしょうか。 それから、国保というのは、そもそも自営業者、第1次産業に従事する方、あるいは退職者の方ということで全体としてはだれが見ても収入の少ない方が特徴でありまして、現役の組合健保でありますとか、共済に関しては、2倍または2.3倍の保険料ということで、かねてから市長会でも意見が出ているわけですが、この限度額を、現行基礎部分の56万円を47万円に減すといいますか、全体としてはもちろん増税になるのですが、支払い能力担税能力等の関係では、前々から職者の間でもいろいろ意見が出ているのですが、これについては、現実を直視して、やはり担税能力の高いところは、もう少しそうは言っても支払いを求めるといいますか、そういうことがあって、私はいいのではないかと思うのですが、それについては、企画財政はどのように見ておられるのですか、見解を述べてください。 それから、全体としては、現役世代も75歳以上の後期高齢者も、私は負担がふえる、しかも、後期高齢者については、今回6人の議員が一般質問を予定しているようですが、2年間ごとに、2年後ごとに自動ベルトで保険料が上がる仕組みがつくられました。つまり、高齢者がふえる、総医療費がふえれば自動的に保険料が上がる仕組みになっているのですが、この国保税を見たときにも、非常に収納業務が困難を今日来しているのですが、収納業務への困難が一層増すのではないかと、結論的に言うと、滞納がまた懸念されるのではないかと危惧するものですが、これについては、専決処分でどのように事態をにらんでおられるでしょうか。御見解なり、内容を示してください。 以上です。
    ○議長(広戸一見君) 棟近企画財政部長。 ◎企画財政部長(棟近昭典君) 何点かお尋ねがございましたが、まず1点目の例の公益法人制度の改革に対して、下松市にどのような団体があって、どのような影響があるかというお尋ねでございますが、まず、これは今現行の公益法人制度、これは民法の34条に基づいて設立された、いわゆる社団あるいは財団、これらを改革しようというものでございます。 それで、一応概略でございますが、今社団、財団というのが、多数いろいろな形態で存在しております。それを今回の制度改革に基づいて、一般社団一般財団、もしくは公益社団公益財団、このように分けます。いわゆる一般社団につきましては、その収益性、収益事業を営んでいるかどうか、また、今の社団、財団も、いろいろと収益事業を一部行っております。この辺を整理して、まず、この設立許可のときに、主務官庁、ここへ民法34条を根拠法令にして、いわゆる主務官庁に設立の許可、これを求めると、その主務官庁におきましては、この設立の許可につきまして、その監督庁、そこの自由裁量、あるいは縦割りの中で許認可を行ってきたと、そして、またその収益事業の範囲についてもその主務官庁がその裁量に基づいて決定していたと、これを制度改革で、この平成20年の12月1日以降5年間の間に、まず、一般財団に移行しなさいと、そして、その収益性を認める公益社団、これについては、総務大臣、もしくは、県知事が第三者機関として認定すると、それにあわせて課税上、法人税及び住民法人市民税等について改革がなされたものです。 それで、一応、下松市にどういう分があるかと申しますと、私どもが、今市内で、現在活動している民法34条法人、いわゆる社団、財団が14社ございます。これには、いわゆる本市の外郭団体といいますか、笠戸島開発センターとか、管理公社水産基金協会、またいろいろとございます14社、そのうち、減免規定を私ども持っておりますので、減免をしておるのが6社でございます。 それと、お尋ねの老人集会所とか、コミュニティーセンター運営、いわゆる社団で法人格のない財団、社団等につきましては、もうはなから課税上は課税しなさいということになっておるのですけれども課税しておりません。 ですから、影響につきましては、今後今言いました14社の財団なり社団が、今後5年間公益財団として登記をされるのか、その辺の見きわめが、ちょっと私どももわかりませんので、財団、社団がどう動かれるのか、そういうことでございます。 それと2点目の省エネ住宅についてでございますが、これにつきましては、一応どういうものかと申しますと、まず30万円以上の費用をかけて平成20年1月1日に存続する住宅について、今後この省エネ工事が行われた事業について適用しますよということでございます。 それで、税法でどのような軽減措置があるかと申しますと、固定資産税につきましては、翌年度の30万円以上の改修工事、例えば、窓の断熱改修工事とか、床の断熱改修工事、天井のそういう断熱改修工事、そういう工事がなされた住宅については、翌年度の固定資産税を3分の1減額しますよと、単年度限りでございます。 それと、もう1つは、国税の方、所得税の方で特別控除があるわけでございますが、こういう大規模な改修工事をした場合には、借り入れた200万円までについて、借入金、これについて2%の控除をしましょうというものでございます。 それと、国保につきまして、例の上限額、担税力の問題でございますが、どのように考えておるかということでございますが、一応、これは社会保障という範囲の中で、高額所得者、ましてや定額所得者、それの受ける医療については、給付の面では、一律でございます。お金持ちが高い医療費を払うとか、そういうこともございますので、相互扶助の範囲の中で、やはり上限額も必要ではないかと考えております。 それと、滞納がふえるのではないかということですけれども、確かに、ふえる傾向にありますが、これは日々私ども滞納整理について努力して、こういうことがないように努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(広戸一見君) 藤井健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(藤井岩男君) 国民健康保険関係企画財政部長が答弁しなかった部分についてお答えしたいと思います。 限度額の世帯数をお尋ねになられました。先ほどから記憶をこう考えておるのですが、全体は8,000世帯なんですが、今私の記憶の中で、はっきりとした数字が申し上げられません。 ○議長(広戸一見君) 城市 進議員。 ◆23番(城市進君) もう一度ほど尋ねます。市民税の法人税均等割に関してです。 ちょっとこれ棟近企画財政部長に確認ですが、東陽コミュニティーセンター運営協議会は市が契約している建物管理運営ですが、これに5万円払っていますね。先ほどの御答弁では、払っていないかのような答弁でしたが、ちょっとこれ違うのではないでしょうか。この間、総会がありまして、決算書を見ますと払っていますね。利益の方は払っていませんね、所得割は、動きはゼロとなっていますので、市との調整で、利益分を所得割は払いませんね。ちょっとこれは大事なので、正確に述べてください。 私の理解では、老人集会所は、当然、収益的事業が目的のそもそも論ではありませんので、これは当然払わないという理解なんですけれども、やはり、お客様扱い、売上高に関するプールの経営である管理公社の問題、それから、笠戸島に関する国民宿舎大城、ここらに関しては、当然、利益を本来は目的とする法人ですから、社団であっても財団であっても、ちょっと正確に述べておいていただけないでしょうか。 それから、固定資産税に関しての省エネ改修にかかわる税の還元と申しましょうか、控除と申しましょうか、これについても今の説明では、私もちょっと迷ってしまいました。 そこで改めて聞くのですが、今ある現存する住宅、既存住宅について、窓の二重サッシ化や壁の断熱化、これは壁ですから天井も当然側壁もそうだと思うのですが、これは限度額の工事高が200万円、税の控除は2%と、このように、これに関しては、私は理解します。そして、少し大かがりと申しましょうか、省エネを目的とする増改築工事、これは当然現金でなさる市民の方もおありでしょうが、ローンを組む場合がやや多くございます。金が1つは多額であるということですね。これにつきましては、ローン残高1,000万円を限度として、1%の税控除をすると、最大5年間で60万円の税控除をすると私は理解するのですが、今の説明と、少し私の調べたのと違うようで、ちょっと正確を期すために、お返事をいただきたいと思います。 それから、藤井部長がお答えになられましたが、国保加入世帯は、ほぼ8,000世帯と、いつかこれ聞いたことがありますので、限度額世帯は、多分480とか、500世帯ではないかと、8%とか、9%ではなかったかと私は記憶しているのですが、最近調べたことはありませんが、これはよろしゅうございますが、この限度額が全体としては56を47の基礎部分で下げると、しかし、支援費の創設で12万円が新たに創設と、プラマイで、プラス3万円ふえるんですが、やはり、担税能力との関係では、税の公平との関係では、そうでなくて、国保税高いわけですから、やっぱり年収が2,000万円、3,000万円おありの方は、余裕と申しましょうか、担税力は、だれが見ても、客観的、現実的に生活事情もあるわけですから、ここはもう少し厚く取って、少しでも下を、国保財源という基本問題がありますが、その基本問題を仮に置いておいても、やはり、能力のある方は、少し御協力をいただき、少しでも中低所得者については、やはりこういう考え方で行政というのは動くべきではないかと私は思うのですね。それは、滞納業務に携わる職員の立場から見ても、滞納全体として実際に克服していく立場からしても、やっぱりそこが大事ではないかと思うのですけれども、改めて御見解を聞いておきたいと思います。 ○議長(広戸一見君) 棟近企画財政部長。 ◎企画財政部長(棟近昭典君) まず1点目の、東陽コミュニティーセンターについて5万円云々、多分それは均等割を払っておられるということですね、ちょっと詳細については、私も存じておりません。ただ私も先ほど申しました、何社あるかという数字でございますが、これは今回の法制度の改革に伴う影響があるのが、財団法人及び社団法人、これが、私どもが今つかんでいるのが14社、そのうち減免しているのが6社ということでございまして、個別のそういう、例えば、人格のない社団、人格のない財団等につきましては、基本的には、今回の方で非課税になるのですが、基本的には課税でございます。ですから、そういう申告をなされて、ちょっと詳細はわかりませんが、東陽コミュニティーセンターについては、法律上課税ということになっておりますので、5万円均等、法人市民税の均等分を払われたのではないかと思います。 それと、2点目の省エネ住宅でございますが、先ほどちょっと説明が悪かったと思います。まず、この住宅の省エネ改修促進税制は、所得税と固定資産税の2点で軽減をかけられます。 まず、固定資産税につきましては、先ほど申しましたように30万円以上の工事であることと、そして、平成20年1月1日に既存する住宅の改修工事と、それについて翌年度3分の1を減額しましょうということです。もう1つは、新たに所得税の方ですね、国税の方です。国税の方で省エネ改修促進税制でかかった借り入れたお金の200万円までについて2%の控除をしましょうと、ですから、これは、今あります現行の住宅をリフォーム減税というのもあるやに聞いております。それにプラスと私どもは理解しております。 それと、担税力の問題でございますが、言われるのも、私も理解はするのですが、やはり、国が全般を見合わし、給付の関係、それで、そういう所得の関係から、やはり社会保障相互扶助のもとで、ある一定の限度が要るんじゃないかと、その辺の考え方で、この上限額47万円、あるいは後期分12万円という、そういう上限額が設定されているのではないかと思います。 以上です。 ○議長(広戸一見君) ほかに質疑はございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております承認第6号については委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、承認第6号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。城市 進議員。 ◎23番(城市進君) 承認の第6号でございますが、承認に反対です。先ほども触れましたが、今議会では11人の議員が一般質問で登壇を予定して通告書に上げておりますが、うち6人が後期高齢者医療制度について市長にいろいろな御見解、対応策を聞く予定であります。結局、中身でありますが、省エネの住宅改修に対する税の控除、これはどう見ましても日本の国の利益1億2,700万人の国民の利益、5万5,700人の市民の利益になると、私はそう考えます。省エネの対策の税の控除ですね。 しかし、後期高齢者医療制度創設、4月1日から動き始めたわけですが、これが全国の市町村国保に大きな影響を与えると。今、この五、六年、憲法9条が盛んに問われてきたのですが、あわせて言われておりますように、憲法25条が問われているんですね。国は国民の命を守るのかと、健康を守るのかと、この国民の大変な怒りですね。 私は、国民健康保険については、そもそも論で本当に収入の少ない方から、言葉が悪いけど、むしり取るような形で取っておるわけですが、さらに、これに度を加えるということに、これはなりますね。ますます市町村の窓口は、収納業務で追いまくられると、追いまくられる、それでも数字はそんなによくならない。ですから、その根本は、国庫財源をやはり市長会が求めているように、改善改革していただくということが大事ですね。 私は、それと同時に、今度の後期高齢者というのは、長生きが喜べないと、日本人として長生きをして、自分のおじいちゃん、おばあちゃんであっても、先人を敬うという気持ちが日本を育てたと思うんですね、地域を育んできたと思うんです。けれども、これは理念的にも、長生きが喜べない、本当にこれは大変な法律だと思うんですね。私は、そのことが市民の税にも、料にも負担が過重させられてきております。この専決処分第6号についても、結局は、そういうことになっていますね。 私はやっぱり空前の利益を上げている大法人が、ますますまけにまけてやっている税金、あるいは社会保険料もどんどん消費税を入れますともっと大企業等は税の負担が下がるんですね。国際競争力云々いいますが、もう壁にぶち当たっています。結局国民の暮らしがよくならなければ、安定的な日本経済の成長発展はあり得ませんね、どんな角度で見ても日本の成長発展はありません。その点では、ますますいびつな社会が生まれる、税でもいびつな社会が、私は現に生まれていると思うんですね、その意味で第6号については賛成できません。反対の意見といたします。 ○議長(広戸一見君) ほかにございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより承認第6号専決処分した下松市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の承認についてを採決いたします。御異議がありますので、起立により採決いたします。承認第6号は承認することに賛成の皆さんの起立を求めます。    〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(広戸一見君) 起立多数であります。よって、承認第6号の承認を求める件は、承認することに決しました。 △日程第5.報告第3号平成19年度下松市一般会計予算繰越明許費繰越計算書 ○議長(広戸一見君) 日程第5、報告第3号平成19年度下松市一般会計予算繰越明許費繰越計算書の提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第3号平成19年度下松市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について、御説明申し上げます。 これは、繰越明許費を設定した事業について、翌年度に繰り越して使用する金額が確定しましたので、報告するものであります。 幹線水路花岡分水工水門改修事業は、分水工の水量減少を確認して実施設計したことにより、工事発注がおくれたため、繰り越したものであります。 地方道路交付金事業は、地権者との協議、JRとの協議、国の内示額確定により工期が不足したため、繰り越したものであります。 青木線測量設計業務は、関係機関との協議に時間を要したため、繰り越したものであります。 切戸川公園建設事業は、建物移転のおくれによる工期の不足及び移転先の土地造成のおくれが生じたため、繰り越したものであります。 中部土地区画整理事業は、移転補償に協議を要したため、繰り越したものであります。 下松中学校屋内運動場建設事業は、国の補正予算により措置されたため、繰り越したものであります。 文化会館調査設計業務は、当該施設の現状やさまざまな要因を考慮することに伴う提案を十分に精査し、最善の空調方式を決定するために、繰り越したものであります。 なお、繰越明許費を設定した柳橋橋梁補修事業、中村通り排水路改良事業、普通河川東開作水路護岸補修事業、準用河川宮本川護岸改修事業につきましては、工事が年度内に完了したものであります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第3号については、議会の承認事項でありませんので、以上で御了承を願います。 △日程第6.報告第4号平成19年度下松市一般会計予算事故繰越し繰越計算書 ○議長(広戸一見君) 日程第6、報告第4号平成19年度下松市一般会計予算事故繰越し繰越計算書の提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第4号平成19年度下松市一般会計予算事故繰越し繰越計算書について、御説明申し上げます。 地方道路交付金関連事業については、JRとの協議に時間を要したため、再度繰り越したものであります。 来巻東線道路改良事業については、硬岩質の岩盤撤去等に不測の日数を要したため、繰り越したものであります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。渡辺敏之議員。 ◆22番(渡辺敏之君) この事故繰り越しの報告書でありますけれども、地方道路交付金関連事業、備考、説明のところに今の市長の説明にもありましたが、JRとの協議に時間を要したためと記載をされています。これは、公文書として残ると思うんですね、記録として。これは事実と違うでしょう。この事業については、平成18年に3回やったのかな、4回やったのかな、補正予算の追加追加をして、年度内に終わらずに19年度に繰越明許した事業ですよね。私は議案関連でお尋ねをしたときに、協議ではなしに、もっぱらJR側の都合、いろいろな施工工事、高架橋の補修工事なんかをやっちょるからそっちに手が回らないというのが執行部から報告されたことですよね。市とJR側が、協議が煮詰まらなかったということじゃなしに、協議が煮詰まっていた。煮詰まって7,942万6,000円という金額もはじいて、契約も取り交わされているということでしょう。やっぱり、そういう形で今までも議会に報告しているわけだから、JRとの協議が整わなかった、時間を要したというのは、こういう事実じゃないことは、議会に報告しないでくださいよ、公文書で残さないでくださいよ。いかがでしょうか、私の指摘間違っていますか、そこのところだけ確認しておきたいと思います。 ○議長(広戸一見君) 村上建設部長。 ◎建設部長(村上篤志君) 私、初めての回答です。ちょっと緊張しておりますけど、今の渡辺議員の御質問にお答えいたします。 まず、これは和田第1跨線橋の補強工事ということで、平成18年度から19年度に、これ未契約繰り越しいたしました。ここに書いてありますように、JRとの協議に時間を要したと、これも事実でございます。実は、平成18年の12月に設計業務が完了いたしまして、19年に入りましてJRの広島支社と協議をしてきた。その中で、協議が18年度中に完了しなかったということで、18年度から19年度に繰り越したわけでございます。19年度になりまして、確かにJRとの協議を、市も私どもも数回にわたって行っております。ただ、先ほど渡辺議員が申されましたように、JRもダイヤに支障といいますか、ダイヤとか、いろいろな工事が多く抱えておるというのも事実で、JRとしましても、緊急性の高い自己資本工事の方を優先してやったということも確かでございまして、今現在、この和田の跨線橋につきましては、ことしになりまして2月に工事に着手しております。今現在90%の完成ということで、8月末にはすべて完了という予定でございまして、ここに書いてありますように、事故繰り越しの理由にJRとの協議に時間を要した、これも事実でございます。そして、確かにJRも自己資本比率の緊急性の高い工事からやってきたと、ようけ抱えておったということも事実でございます。 以上でございます。 ○議長(広戸一見君) 渡辺敏之議員。 ◆22番(渡辺敏之君) 19年度に全く協議していないとは思えません、最近もね。腐った橋台っていうのか、橋のところをさびでぼろぼろになって穴があいておるのに、その上にさびどめのペンキを塗って、見た感じ、あのまま済ませるような雰囲気だったから、7,000万円以上かけて、こんなことでどねえなるかということで、私苦情を言って、そこが手直しの手が打たれたということも聞いています。 だから、そういうことで協議をしてきたのは事実だろうと思うが、主要なものは、19年度中に施工して完了しとかんにゃいけんのいね。繰越明許したものを、さらに事故繰り越しをするって、下松でそんな例が今までにありましたか。私は、初めてだと思うんですね。ですから、前も指摘しているから、きょうは言うまいかなと思ったけども、こういう事実と違うことが活字になって出てくると、これはちょっとまずいと、だから、こういうことを繰り返さないことを、やっぱり、もう1つは、そういう客観的に、どれが主要な原因だったのかということを、やっぱり正確に議会にも報告していただき、記録にも残していただくということにしないと、そういう主要な原因がJR側にあったということを私は理解をしているんだけれども、そういうものをオブラートで包んでしまうと、これはやっぱり同じことを繰り返す、そういう要素を残してしまうということになると思うので、若干厳しい指摘になったかもしれませんけれども、そういう質問、指摘をしたわけです。そのあたりをよく踏まえておいてください。 ○議長(広戸一見君) 村上建設部長。 ◎建設部長(村上篤志君) この和田の跨線橋につきましては、確かに事故繰り越し、理由としてはかなり厳しいものがあると思います。下松市にとりましても、こういうことがないように今後していきたいと思っております。 ○議長(広戸一見君) ほかに質疑はございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第4号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承願います。 △日程第7.報告第5号平成19年度下松市水道事業会計予算繰越計算書 ○議長(広戸一見君) 日程第7、報告第5号平成19年度下松市水道事業会計予算繰越計算書の提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第5号平成19年度下松市水道事業会計予算繰越計算書について、御説明申し上げます。 まず、配水管布設工事であります。これは、末武下宅地造成に伴う配水管布設並びに中部区画整理事業に伴う配水管布設の2件でありますが、末武下宅地造成に伴う配水管布設については、年度内完成の工期設定が困難なため、また中部区画整理事業に伴う配水管布設については、年度末の着工のため、これらに係る工事費を平成20年度に繰り越すものであります。 次に、施設改良負担金であります。これは、県発注の末武川ダム関連工事に係る負担金でありますが、工事のおくれにより、これを平成20年度に繰り越すものであります。 次に、配水施設更新工事であります。これは、若宮ポンプ所電動弁の更新工事でありますが、主材料の納期のおくれにより、工期を延長し、これに係る工事費を平成20年度に繰り越すものであります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第5号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承を願います。 △日程第8.報告第6号平成19年度下松市水道事業会計継続費繰越計算書 ○議長(広戸一見君) 日程第8、報告第6号平成19年度下松市水道事業会計継続費繰越計算書の提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第6号平成19年度下松市水道事業会計継続費繰越計算書について、御説明申し上げます。 これは、御屋敷山浄水場中央監視制御装置の新設に係る工事費でありますが、年度内に支出義務が生じなかったものについて、その額を平成20年度に繰り越すものであります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。城市 進議員。 ◆23番(城市進君) 御屋敷山の制御装置にかかわって、全部が整わなかったということですが、残高、継続費の総額は2億1,500万円と、予算計上1億5,500万円、残が1億2,583万1,000円ということですが、これ7割相当に当たりますかね、この7割相当ぐらいかと頭で整理をして聞くんですが、これは具体的な少し中身的に入りますと、卸資産の購入限度額がこういう数字だということですが、もう少しわかるように説明をいただけないでしょうか。これだけ読んだのでは、ちょっと理解が及ばない面もありますので、もう少し説明をいただけないでしょうか。 ○議長(広戸一見君) 棟居水道局長。 ◎水道事業管理者水道局長(棟居則夫君) 継続費の総額が2億1,500万円、それで、19年度に1億5,500万円の年割額を上げております。したがって、差し引き1億2,500万円ですか、83万1,000円の残額が出て、繰り越しをそのまま持っていったわけですけれども、これは、継続費でありますので、途中で額がかわっても、継続費の総額、あるいは年割り額の変更はしないということで、そのままもとの数字でいっておりますから、こんな大きな数字になっておるわけであります。 実際は、契約上で言いますと、19年度については5,649万円、というのは、ポンプ所と既得の用水路の監視装置なんですけれども、それと、もう1つ、それ以外の全体の監視システム、これが1億1,900万円ということで1億5,500万円の年割り額が出してあったんですけれども、先ほどちょっと申し上げましたように、そのうち契約額は5,649万円、これは入札のときに、非常に落ちまして、極端に契約が全体からいうと5割以下に落ちまして、その加減で年割りが非常に不要なところが出てきたんです。それで、20年度の年割り額6,000万円につきましては、ポンプ所、既得の用水以外のすべての装置について6,000万円という年割り額だったんですが、これが2,856万円です、その他。ということで、結局、合計いたしますと契約額の合計が1億1,421万9,000円になります。 先ほど、一番最初に申し上げたように、継続費ですから、そのまま補正もせずに置いておった加減で、大きな数字をそのまま置いておるわけなんですけれども、そういうことでおわかりになりますかいね。(「わかります」と言う者あり)そういうことでございます。 ○議長(広戸一見君) ほかに質疑はございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第6号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承を願います。 △日程第9.報告第7号平成19年度下松市工業用水道事業会計予算繰越計算書 ○議長(広戸一見君) 日程第9、報告第7号平成19年度下松市工業用水道事業会計予算繰越計算書の提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第7号平成19年度下松市工業用水道事業会計予算繰越計算書について、御説明申し上げます。 これは、御屋敷山工業用水調整池の開閉機取りかえ工事でありますが、主材料の納期のおくれにより、工期を延長し、これに係る工事費を平成20年度に繰り越すものであります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第7号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承を願います。 △日程第10.報告第8号下松市土地開発公社の平成20年度事業計画説明書の提出について ○議長(広戸一見君) 日程第10、報告第8号下松市土地開発公社の平成20年度事業計画説明書の提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第8号下松市土地開発公社の平成20年度事業計画説明書の提出について、御説明申し上げます。 この報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定により、下松市土地開発公社の平成20年度事業計画説明書を市議会に提出するものであります。 まず、公有地先行取得事業につきましては、都市計画道路青木線用地の維持管理を行うこととして、所要額20万円を見込んだものであります。 次に、土地造成事業につきましては、ふくしの里残用地100万円、出合宅地残用地10万円を、それぞれの維持管理の所要額として計上しております。 次に、公有用地の処分につきましては、末光用地先行取得用地を1,950万円で下松市に売却処分するものであります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第8号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承願います。 ここで会議の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。午前10時52分休憩 午前11時02分再開 ○議長(広戸一見君) 会議を再開いたします。 引き続きまして、議案の質疑ということにいたします。 △日程第11.報告第9号財団法人下松文化振興財団の平成20年度事業計画説明書の提出について       報告第10号 財団法人下松笠戸島開発センターの平成20年度事業計画説明書の提出について       報告第11号 財団法人下松水産振興基金協会の平成20年度事業計画説明書の提出について ○議長(広戸一見君) 日程第11、報告第9号財団法人下松文化振興財団の平成20年度事業計画説明書、報告第10号財団法人下松笠戸島開発センターの平成20年度事業計画説明書、報告第11号財団法人下松水産振興基金協会の平成20年度事業計画説明書の提出がありましたので、市長から一括して報告理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 報告第9号財団法人下松文化振興財団の平成20年度事業計画説明書の提出について、報告第10号財団法人下松笠戸島開発センターの平成20年度事業計画説明書の提出について、及び報告第11号財団法人下松水産振興基金協会の平成20年度事業計画説明書の提出について、一括して御説明申し上げます。 最初に、下松市文化振興財団について御説明申し上げます。 文化会館では、市民各層に対応する催し物を実施し、市民の方々に鑑賞と参加の場を提供するとともに、施設の多様な機能を活用し、特色ある会館運営に努めております。 実施いたします事業について申し上げますと、受託事業としましては、主として文化会館の維持管理運営を行うこととしております。 自主事業につきましては、スターピアくだまつ開館15周年記念行事として、小椋 佳のコンサートを皮切りに、劇団四季によるミュージカル、プロの太鼓集団「鼓童」の公演を初め、よしもと芸人の全国を行脚する週末よしもとなど、幅広い層の方に楽しんでいただける企画を開催することとしております。 これらの自主事業のほか、幅広く市民の皆さんに鑑賞していただけるよう音楽、演劇、芸能等、多様なジャンルの催し物を実施し、本市が進めております笑いと花と童謡のまちづくり、さらには、市民の皆様の夢と希望につながる特色ある事業を行うこととしております。 また、吹奏楽のまち下松を推進するために、下松市吹奏楽団の活動を支援することとしております。 さらに、教育委員会、文化団体、企業などとの連携及び財団会員の増員を図り、より多くの市民の方々に鑑賞の機会と参加の場を提供してまいりたいと考えております。 次に、下松市笠戸島開発センターについてであります。 国民宿舎大城の事業につきましては、本年1月には、温泉の日帰り入浴者が20万人を突破するなど、順調に推移しております。 したがいまして、本年度は客室30室、会議室4室に対しまして、予定利用者数を宿泊については1万5,000人、会議室は2万3,000人、食堂は5万人、日帰り温泉客数は8万4,000人とし、1日平均予定利用者数を宿泊42人、会議室64人、食堂139人、温泉233人と計画しております。 下松市老人福祉センターの事業につきましては、施設利用者定員240人に対し、予定利用者数を1,000人、1日平均利用者数4人と見込んでおります。 笠戸島家族旅行村の事業につきましては、本年度も施設の使用を7月、8月の2カ月間とし、ケビン4棟、キャンプサイト19サイト、バーベキューガーデン15卓の施設数に対して、予定利用者数をケビンについて145棟、キャンプサイトについては280サイト、貸しテント46張り、バーベキューガーデンは184卓とし、1日平均利用者数をケビン2.4棟、キャンプサイト4.7サイト、貸しテント0.8張り、バーベキューガーデン3.1卓と計画しております。 最後に、下松市水産振興基金協会についてであります。 種苗生産供給事業につきましては、放流用としてマコガレイの採卵、ふ化を行い、順調に飼育しております。マコガレイは放流先での定着性の高い魚種であり、徐々にではありますが需要も拡大しております。 今後も生産技術を高め、高品質の種苗生産に取り組んでまいりますとともに、新たな出荷先の拡大に努めることとしております。 中間育成放流事業につきましては、ヒラメ、ガザミなど9魚種類約100万尾を中間育成し、周南地域先に放流いたします。 また、赤貝の育成方法も確立し、7万5,000個の放流を行うとともに、県外からの受注もあり、計画的に取り組むことといたします。 今後も新魚種への取り組みなど、漁業者や市場のニーズに対応しながら事業の拡大に努めてまいります。 養殖事業につきましては、自然条件や市場価格により経営面に大きな影響を及ぼすこととなります。このため、効率のよい生産を目指し、当面、トラフグの種苗導入を大幅に削減いたします。 ヒラメについては、地域の観光資源としても重要であり、適正かつ効率的な出荷が行えるよう細心の注意を払いながら生産してまいります。 なお、今後も栽培センターの経営の安定化に努めてまいります。 以上、御報告申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。渡辺敏之議員。 ◆22番(渡辺敏之君) 何点かお尋ねをします。 1つは、報告10号笠戸島開発センターに関してです。今市長の報告をお聞きしておりまして、大城を利用される方が当初の見込みよりも多い、利用者が当初に比べて低減はしているようですけれども、多いということの中で、累積赤字がどういう状況、その解消にどういう見通しが立っているのか、もう解消されたのか、そのあたりのところを1点、明らかにしてください。 それから、2つ目ですが、旅行村の関係で、委託料が1,720万円という金額が計上されていると思うのですが、この中で受け付け事務と合併浄化槽で1,200万円という数字が見えるんですが、受け付け事務に、月100万円もかかるわけないし、このあたりの中身がどういうものになっているのか、ちょっと内訳を明らかにしてください。 3点目、これは予算のときに指摘をしたのですが、旅行村は利用者が少ないから、夏場だけということで、ケビン等の利用は制限がされていますよね。その辺で利用者をふやしていく、せっかくの施設ですから、景色も非常にいいという場所ですから、利用者をもっとふやしていくという努力、運営の改善というのが必要じゃないかなと思うんですよ。 それで、今例えば、旅行村の利用の受け付けは、朝9時から5時までかな、旅行村の方で受け付けをすると、その時間を過ぎちゃうと、もう明くる日、あす何時からという形でアナウンスが流れるというのでは、ちょっと利用者にとって使いづらいなと、そういう意味では、大城の方でも受け付けをするという、そういう形で利用者が申し込みしやすいような、そういう改善ができないのか。 さらには、使用料の前納の振込口座、これも特定の銀行1社だけということになっていますよね。そういうことでなしに、何行か口座を設置をして、それぞれの支店から振り込めるようなそういうサービスも改善をする必要があるのじゃないのかなという問題。 もう1つは、大城と旅行村が全く別々のものですということに今PR等もそういうことになっているんじゃないかなと思うのですが、大城の温泉と旅行村をリンクさせる、そういうPRも必要なのじゃないのかなと、よそのそういう旅行村なり、ケビンが設置をされているところを見ますと、そこのケビン利用者には温泉の利用を、利便を図るということで、お互いが客寄せをし合うという、そういう工夫もやられていると思いますが、3月議会、総務教育委員会で、そのあたりは指摘をしたのですが、その後どのように、20年度で具体的には検討されているのかなというのが、それが開発センターに関してのお尋ねです。 それから、水産振興基金協会の関係ですが、この計画書を拝見をしておりますと、去年と大分様式を変えちゃったですね。新たに財務活動収支というものが、これにそういう表、項目が生まれています。一時借入金の支出200万円というのが計上されていますね。従来は、借入金返済項目があって、一定の長期債を返済をする、そういう計画予算が計上されていましたが、ことしはそういうものがないですね。一借200万円、何で一借の返済が200万円という数字が出てくるのかなと、資金を回転させるということでの一借だと思うので、長期債ではないと思うんですね。ですから、年度内に、それは当然返済されるべきものだと理解をするので、それにでも一借200万円の返済、支出というのがどういう意味なのか、よくわかりませんので、そのあたりの財務活動収支の内容について、ちょっと説明をしてください。 それから、基本的な問題ですが、これまで何回か指摘をしましたけれども、決算されるたんびに借金がふえるという状況がずっと続いています。18年度末決算で、下松市が9,700万円、西京銀行から5,500万円、そういう借入金が18年度末でありました。19年度末で、この長期債の借り入れはふえているのか、減ったのか、現状幾らになっているのか、そのあたりを説明をしてください。 以上です。 ○議長(広戸一見君) 井川市長。 ◎市長(井川成正君) ただいま御質問がありました開発センターの関係で、ちょっとお話しして、また具体的には、担当部長の方からお答えさせます。 御承知のように、笠戸島開発センターで指定管理者制度を行っておりますので、まず大城関係の累積赤字でありますが、これは、御承知のように、まだ累積赤字は解消されておりません。そして、旅行村の運営は、総合的に開発センターを中心に大城で行っております。そして、もう少し家族旅行村を、過去のように開放をしたらどうかということでありますが、いろいろな御意見を私は聞いております。確かに、今までどおりに運営すればいいですが、今まで4,000万円ぐらい経費がかかりましたね。しかし、その経済効果、お客さんの足を見て、経済効果だけでなくして、本当に冬でもおいでになるかというと、なかなか統計をとってもおいでになりませんね。しかしながら、依然として、今までどおり経営しておりますと、管理者制度で大赤字が出てきます。そういう中で、電気料、冬は電気を消そうじゃないかとか、いろいろな改善を図って、あそこに門をつくって、冬場を現状の姿にしておるんですよね。そういうことで、私は今まで4,000万円かかっておったのが、今1,700万円少々でやれておりますので、これを続ける以外には、私はないんじゃないかと、こういう考え方で、今の改善方法は特別考えておりません。 ただし、ただしですね、大城の赤字が解消した暁には、またそういうものも考えていくべきじゃなかろうかと、これは思っております。だけど、大城もかなりな赤字を抱えておりました。決算的にも御承知のように累積赤字を持っておりますので、本年も少し利益が出ましたので、税金を納めるべきか納めないかいろいろ検討したんですよ。しかし、そうした赤字を解消するためには、どうしても、いろいろな方向性で、例えば、退職金の積立金の金額はあっても現実には退職金はないんですね。今回も一例、退職する人がおりましても、これも積立金の数字はあっても現実にはお金がないという現状がありますので、少しは税金を払ってでも積み立てをしていく必要があるだろうという、庁内で会議をしまして、結論を出しておりますが、いずれにいたしましても、今の累積赤字を解消するには、かなりの時間がかかると思っておりますので、具体的には、担当部長の方から答弁させますので、よろしくお願いします。 ○議長(広戸一見君) 原田経済部長。 ◎経済部長(原田孝久君) 御質問がかなり多くありましたので、ちょっと抜けているところがあるかもわかりませんが、御了承願いたいと思います。 まず、開発センターの累積赤字の件でございますが、一応、この19年度決算が出ましたけれども、これはまだこの10月臨時議会で決算の方は議会の方にお示しするということで、その辺は御了承いただきたいと思いますが、一応、18年度末の決算状況で累積赤字が2,769万1,000円という数字になっております。それで、温泉が平成17年の12月にオープンいたしまして、おかげさまで多くの方に御利用いただきまして、平成17年度、18年度、それから19年度も、先ほど申し上げましたが、まだ決算の正確な数字は申し上げられませんけれども、この17年度、18年度、19年度と続けて黒字になっております。そういう中で、今の累積赤字につきましては、18年度で2,769万1,000円という数字になっております。 それで、この19年度、ちなみにということで申し上げますと、一応、損益ベースで1,000万円ぐらいの黒字になっております。という中で、この2,769万1,000円から1,000万円ほど、また19年度で累積赤字が減っていくことになります。 それから、一応の累積赤字の解消につきましては、そういう形で解消していくことでございますが、今度、法人税なんかの問題が出てきます。そういうことで、この法人税についても黒字が続きますと考えていかなければいけないということになるというように思っております。 それから、旅行村の1,720万円でございますが、これはこの事業説明書の9ページ、それから10ページにお示しをしておりますが、まず、受託収入で管理受託収入、これが1,720万円、これは市の予算を計上いたしておりますが、実質的には再受託でシルバー人材センターに管理運営をやっていただいております。そういうことでございまして、この支出の方の合併浄化槽の委託料の辺ですね。これも市からの予算の中で運営をしていただくという中で、この合併浄化槽をこれはもうそういった法律で決まっておりますから、その辺の管理の委託料でございます。 それから、受け付けのお話しでございますが、これは議員から以前にお話しをいただきまして、これは大城の方にも、直接そういうお話しをさせていただきましたが、先ほども申し上げましたように、シルバー人材センターの方に再受託しておりますから、今受け付け等、シルバー人材センターの方にやっていただいているということがございまして、今の受け付けを、今のところ全部シルバーさんにお願いをしているという関係で、この時間内に受け付けをするというようなことになっておりますが、大城の方でやっていくような検討も、両方でですね、旅行村でも、それでシルバーの方が帰っておられるときには大城の方でも受け付けができるような連絡方法を、今検討しております。 それから、先ほどの銀行のお話しですけれども、この分も議員からちょっとお話しをいただきまして、早速、解消するような形で今動いております。 それから、今度栽培センターの方でございますが、栽培センターの方は、今昨年と比べまして、この予算書が少し変わっております。これは会計基準なんかの見直しということでございまして、今の一時借入金の支出のお話しでございますが、これは会計上のお話しでございまして、ちょっと私が承知していない部分がございますので、これは私の方からは御勘弁いただきたいと思います。 いずれにいたしましても、この水産振興基金協会につきましても、この平成19年度で、先ほど申し上げました決算の大体概要が出ましたけれども、黒字が出るような格好になっております。 そういう中で議員の御質問の借入金をどのぐらい返したかというお話しでございますが、18年度までは下松市から借入金が9,700万円、それから、西京銀行から5,500万円ということでございましたけれども、今年度、黒字が約500万円ぐらいということで出ておりますので、その辺を返済するということで、西京銀行から5,500万円借りておりましたけれども500万円を、借入金の返済をするということで、下松市の9,700万円と5,000万円をあわせて1億4,700万円という借入金の状況に、今なるというように思っております。 以上でございます。 ○議長(広戸一見君) 渡辺敏之議員。 ◆22番(渡辺敏之君) 開発センターの方からもう少し聞かせてください。 さっきの市長のところで、私の質問をちょっと誤解をしていらっしゃると思うんですね。4,000万円、今までは通年開放していたら4,000万円ぐらい委託料がかかり、その金をかける割にお客が少ないということで、夏場だけに限定をする緊急措置といいますか、そういうことをやられたのは、それはそれでやむを得ないなと考えるのは考えるんですが、その夏場だけでも利用者をもっとふやす。笠戸島がもっと注目されるようなところになれば、夏場だけじゃなしに、秋口にも、夕日のきれいな時期に旅行村をもっと使ってもらえる人がふえると、そういう展望も持ちながら運営する必要があると考えたから、受け付け事務を昼間だけじゃなしに夕方もやったらどうなのと、別にシルバーにやらせるなと言っているんじゃないのよ。昼間はシルバーの人に、あそこに詰めておいてもらう、これは当然必要だと思うよ。だから、そこが、シルバーが帰られた、人がいなくなった後にも、やっぱり大城の方で受け付けをするというのは、別にシルバーの仕事を取れという話しをしているわけじゃないのよ、時間外は。だから、両方で利用者の利便性を向上させろという話しなんですよ。だから、シルバーにやっておるからと、その辺はちょっと頭を切りかえんにゃいかんと思いますよ、お客をふやすためやから。 それから、振込口座の問題も、スピードが緩過ぎるんじゃないの。銀行に行ったらすぐできるじゃない、そんなものは。だから、その辺はもっと敏速に手は打つ必要はあると思いますよ。 それから、もう1つは、旅行村の価値、それから大城の価値を相乗効果でもっと利用者をふやしていくということについても、私はもっと工夫が必要だと思うんですよ。その辺では、ちょっとスピード感が足らんなという気がするんですけどね、そこのところは、もっとスピード感を持ってお客がふえることについては、もっと積極的な動きをぜひしていただきたいなと、これはもう指摘だけにとどめておきます。 それから、水産振興基金の方ですが、19年度で黒字が出て西京銀行の5,500万円あった借金を500万円減らして5,000万円にするということで、借金が決算するたびにふえていたという過去のそういうあれは断ち切られたと、19年度では黒字を出して借金をふやさないような努力が図られたというのは評価をしたいと思いますが、20年度、その一借のところに、こういう書式なんですということになれば、それ以上何も言えないんですけれども、20年度でそういう今まで借金がずるずるっとふえてきたものを、返済をしていく、そういう財政計画になっているのかどうなのか、そこがちょっと見えないんですよ。結果として、生き物を扱う、まさに水商売、水に関係をして、商売をしているということで、不確定な要素はあるんですけれども、それでも借金を計画的に減らしていくという、そういう方針をやっぱりきちんと据えて、経営に当たっていくことが必要なんではないのかな。これは、事務のところでなしに、市長なり、副市長のところで、そのあたりの基本的なことについて、ちょっとお答えいただけませんかね。 ○議長(広戸一見君) 森田副市長。 ◎副市長(森田康夫君) 栽培漁業センターの予算について、財務活動支出、ここで一時借入金の支出が200万円と、この意味合いなんですけれども、その前に、お手元の資料の6ページの、いわゆる事業活動収支の部の最後、6ページの中ほどに、事業活動収支差額429万5,000円というのがございます。これが収支計算での上での黒字であります。黒字の見込みであります。実際に、本当の損益計算は、これに減価償却を引きます。それから、退職金の積み立てを引きます。それから、さらに、これは棚卸資産、差し引き、差し引きですから、どうなるかわかりませんけども、そういう要素が入って、それがいわゆる正味財産増減計算書、いわゆる損益計算書ですね、数字になるわけです。資金的には、一応ここで約430万円の黒が出るという形を考えております。 それで、平成20年度は、今の一時借入金、非常に多いんですけれども、何とか200万円は返そうと、そういう意気込みであります。その中から200万円を返していくということであります。一時借入金です。現在のものは一時借入金ですね。 実は、今経済部長の方から市の借入金9,700万円と西京銀行からの借り入れ5,500万円ということを申し上げまして、500万円ほど西京銀行に返したわけですね。実は、決算上は、この平成19年度は9,700万円分は市の方にお返しをして、新たに西京銀行から短期間ですけれども、借り入れを起こしております。年度を超えて一時借入金を返してはいけないと、例の夕張のいろいろな問題がありまして、全国的に、そういう今指導が強まっています。 したがいまして、平成19年度の損失といたしましては、市の借入金9,700万円を返していただいて、年度がわりの短期間ではありますが、西京銀行から借り入れを起こして20年度にまた改めて貸し付け、西京銀行の9,700万円を返済してもらうと、そういう措置としておりますので、19年度の決算をごらんになったときには、今度は下松市の貸付分はなくなって、全額西京銀行ということになっておりますので、この辺はよろしくお願いいたします。 そういったことで、今全体の経営の関係でありますけれども、平成19年度は、特にトラフグが大変な問題、トラブルを起こしました。これは、粘液胞子虫という一種の寄生虫なんですね、寄生虫によって魚が死んだり、あるいはまた成長不良を起こすというトラブルを起こしまして、かなりのマイナスが出ました。しかし、一方で、種苗生産、あるいは中間育成放流事業、こちらの方でかなり当初の計画を上回って売り上げを伸ばすことができました。そういったことで、差し引き500万円余りの利益を一応計上しております。 今後は、このたびの予算の中にも書いておりますように、トラフグについては、やはり市内、特に大城それから市内の需要に応じる程度の2,000匹程度に抑えるということで、大幅にここは縮小しております。ただ、栽培漁業センターは、漁業者を指導するという立場もありますので、トラフグの養殖を全くやめるということはよろしくないということで、その程度におさめております。 いずれにいたしましても、この平成20年度につきましては、この81号海域のみならず、県内、他の海域あるいは県外にも幅広くそういった種苗、中間育成の、その生産したものを売っていくということで収入を伸ばしていきたいと、そう考えております。 以上でございます。 ○議長(広戸一見君) 井川市長。 ◎市長(井川成正君) 私の基本的な栽培センターに対する考え方を少し述べてみたいと思うのですが、確かに昨年は少々の利益が出たと思いますね、黒字になったということです。私が今この栽培センターを本当にどうしていくか、基本的に、これを黒字に毎年なっていくかというのは、非常に私はこれからも不透明だろうと思うのです。 先般からいろいろ副市長と一緒になりまして、これに取り組んでおりますが、まず、栽培センターの働く人との会話もしながら、どうすべきかということで、意識の改革をしきりと私も述べまして、今かなりやる気になっていることは事実なんですね。しかし、これをやめていくか、継続していくか、これは非常に疑問がありますが、私はやめるわけにはいかないとこう思うんですね。現在の日本の食料事情、その他を考えて見ましても水産振興というのは続けていかなきゃならない。 しかし、1次産業ですから、まず、相場物として考えた場合、ことしのフグを見た場合、ことしは天然物が安かったですね、天然物の方が市場で安かったんです。というのは、栽培センターのは一定の価格を決めていますから、売れ行きが全国的に悪いんです。皆さんも、フグを食べに行かれたらわかるでしょうが、ことしぐらい天然が安く食べられた年はありませんね。そのように、相場物でありますから、なかなか難しいんですよ、これは。それは総合的に全部どの養殖の魚でも同じですが、そういうことで、しかしながら、この水産振興ということを考えた場合には、栽培センターをやめるわけにはいかないと、これは議員の皆さんにも、私は十分御理解を賜りたいと、同時に、いいお知恵があれば、またそれなりに私は教えていただきたいと、こう思っております。さらには、これから、栽培センターがもう建ってからかなり年数たっております。輪をかけたように、また改修工事等が必要になってきますので、これを皆さんも、時々は栽培センターに行って視察をしながら、あそこの従業員との意見交換もしていただければ、私は皆さん方の、あの栽培センターに対するまた認識も変わってくるし、どうすべきかということも、お知恵も出てくるだろうと思いますので、これはやっぱり執行部と議会が一体となって、私はこれを考えていく必要があるだろうと思います。 私は、基本的にやめるわけにはいかないと、こう思っておりますので、どうかいろいろな御意見等も言われまして、一緒になってやりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) 渡辺敏之議員。 ◆22番(渡辺敏之君) さっきの副市長の答弁、どうもちょっと釈然としないんですよ。市の貸付金も年度初めに貸して、年度末に返してもらう。そういう形になって書類上の問題じゃなしに、実質的に、もう金を動かすと、だから、1日、3月31日借りて4月1日に西京に、どこかに返すというね、そういうきちんとした段取りをとらないかん、それはそうなんだろうと思うんですよ。しかし、それに1日借りたから莫大もない金利がそこでかかるわけじゃないわけですよね。 だから、さっき言うように、一借に200万円ということじゃなしに、やっぱり、長期に借りている、今西京で19年度末で5,000万円ということですから、それを20年度で、そのうちの何ぼを返そうという財政計画になっていいのじゃないのかと、だから、今の5,000万円も一借ですか、長期債として借りているんでしょ、これも一借。その辺が、私は毎年その数字がもう固定的にあるから、実質的な長期債と思うので、それを実質的に減らしていく計画を持つべきじゃないのかというのが最初の質問なんですよ。だから、それも一借だと、だから、それにしてもちょっとおかしいな。それを減らすという、これは理解をしろということなんですか。その辺だけ確認をしておきます。 ○議長(広戸一見君) 森田副市長。 ◎副市長(森田康夫君) 今全体で1億4,000幾らですかね、借り入れを起こしていますけど、これは長期債という考え方ではないです。だから、一般の長期債であれば、利子を払いながら元金を一定返していくという、いわゆる償還計画があるわけですけれども、これについては、一応毎年度の資金繰りを賄うということで借りておりますので、一時借り入れという扱いで御理解いただきたいと思います。 この平成20年度につきましては、大変厳しい経営状況の中ではありますが200万円は返したいと、1つの、我々は固い目標だと今思っております。これをできるだけ金額を大きくできるようにしていきたい。できれば、早く民間の金融機関の借り入れは返していきたい、こういうことで今頑張っております。 先ほど市長がちょっと大城の方の経営に関して申されましたように、この我が栽培漁業センターも退職手当の引き当ては、実際には金は積まれておりません、積めないんですね。累積赤字がありますので、資金的に、それは積めない。そういう状況がありますので、時間はかかると思いますけれども、そういった金が積めるように頑張ってまいりたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(広戸一見君) ほかにございませんか。近藤康夫議員。 ◆26番(近藤康夫君) 食に対する安全の観点からの水産振興の事業を継続していかなければならないという市長の決意については理解はできます。 そこで、これは、毎年の決算のたびに、もう10年以上前ぐらいから、もう種苗の生産施設をつくったころから、ずっと議員が言い続けてきていることは、81号海域で当然放流をやって、周南市、特には、福川、旧富田、福川方面からも中間育成で大きくなった魚をおとりになるわけですが、お隣の周南市なり、あるいは県なり、そういうところからの財政支援というのは、要請をしたらどうかということを、毎年言っておったわけではないですが、事あるごとにか、意見として要望として言う機会があったわけですが、その後、今のようなお話しで、一たん市の貸し付けたお金を民間銀行に移すと、そういうやり取りなんかを聞いておると、その話しはどうなっておるのかなということがやっぱり気になるんです。 だから、小川市長、河村和登市長、今の島津市長になられてから、ずっとこうそういう機会があって、お願いをされているのかどうかわかりませんが、そこらの経緯を知らせてください。 それから、もともと県がてこ入れをしていますので、この栽培漁業センターがスタートしたときに、県の水産関係の有名な、お名前は忘れましたけど、おいでになっておったし、そこらは全然進展はないんですか、どうなんですか。そこだけちょっとお知らせください。 ○議長(広戸一見君) 森田副市長。 ◎副市長(森田康夫君) 今御質問の件、我々も大変重要なことだと認識しています。それで、特に、周南市については、合併後にいろいろお家の事情、財政的な事情があったんだと思いますが、従前に比べて全体の予算が減ってまいりました。そういったことは、我々も常に指摘しながら81号海域という、同じ運命共同体ですから、漁業者はどちらかと言えば、周南市の方が多いわけですよね。ですから、ぜひ応分、あるいは応分以上の予算の増額をお願いしたいと、これはもう常に申し上げております。 また、この20年度に向けましても、この20年度は、一応、今一定の増額はしていただきましたが、まだまだ足りませんので、この20年度の予算取りに向けて、これは井川市長にも直接動いていただくということで、内部では打ち合わせもしております。そういったことで、ぜひ周南市の方にも、水産資源の回復のために一定の努力はしていただきたいということは、これからもお願いしてまいります。 それから、県の方につきましては、いろいろ、今技術指導、それから、種苗の購入、県の方から購入しているケースも多いわけですけれども、その辺でもかなり配慮はいただいております。我々の購入予算に対して、実際に入れていただくのは、かなり多目に入れていただくとか、それとか、いろいろな技術的な指導、これも綿密に、緊密にやりながら、我が栽培漁業センターが実効上がる、成果がおさめられるように、一生懸命、今相互に連携をとりながらやっております。 以上であります。 ○議長(広戸一見君) 近藤康夫議員。 ◆26番(近藤康夫君) そうすると、今の副市長の前段の周南市との話しでいけば、多少それは市長、ことし、今年度に関しては期待が持てますか。今、下松の漁業、全体の市場も、徳山の新幹線の前のところのあそこで大体まあ2時ぐらいに電気がつくかな、3時ぐらいから5時ぐらいまで物すごい声で競りやっていますよ。だから、81号海域という観点からいけば、今副市長が言われたとおりなんで、我々もずっと一議員の立場で、この決算の議会で要望しておるのですが、市長、今年度に関しては期待が持てると、感触として受けとめてよろしいですか。その点だけ聞かせてください。 ○議長(広戸一見君) 井川市長。 ◎市長(井川成正君) 副市長の方からいろいろと話しが出るたびに、私もこれは口頭でありますが、島津市長にお願いしております。なかなか期待ということになると、どうも期待薄しの方が、本年度は、と思っておりますが、それはそれとして、粘り強く要望はしてまいりたいと思っております。 ○議長(広戸一見君) ほかに質疑がありますか。高田悦子議員。 ◆25番(高田悦子君) 笠戸島開発センターについて3点ほどお聞きいたします。 1点は、基本方針のところに書いてありますけれども、あいお荘の例を挙げられているということは、今後大城も民営化についての検討が進められていくことかなと思いますけれども、先ほど累積赤字の件もございますので、すぐにということにはならないかも知れませんけれども、そこらあたりの考え方を1点お聞きしたいと思います。 それから、いつもここで問題になります料理のことですけれども、今年度は料理の改善を図ると、ここに文言としてありますけれども、具体的にどのように対策をとられるのか、とられているのか、そのあたりをお聞きしたいと思います。 それから、やはり、大城というのは、本当下松にとっても、笠戸島は、とてもいい観光資源といいますか、本当に財産だと思います。行かれた方は、一様に、温泉については、本当にいいと、景色もいいとすごく言われます。やはり、ちょっと何がいけないかと言うと、やはり料理と、あと従業員の応対、サービス、そのあたりなんですけれども、やはり、従業員のサービスについても、本当に笑顔と声かけというのは、お金はかかりませんので、そこらあたりの本物のサービスの提供ができる、そうした研修体制といいますか、やはり本物のサービスを勉強しに行くといいますか、そうしたことも、レベルを上げるといいますか、そのあたりも必要になってくるのではないかと思うのです。やはり、リピーターをふやす、またお客さんがお客さんを呼んでくる、そうしたことというのは、非常に重要だと思いますので、そこらあたりのお考えといいますか、取り組みについて、どのようにお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長(広戸一見君) 井川市長。 ◎市長(井川成正君) まず大城の場所、これは笠戸島というのは、私が常に申し上げていますが、下松の宝の島と思うんですね、すばらしい観光的な資源を持っております。その中に大城がありまして、今日まで大城経営が赤字を続けておりましたが、私は大城をつぶすわけにもいかないし、国民宿舎でもありますし、温泉を思い切って、皆さんの御協力を得て掘ることができましたが、幸いにも、今温泉効果というのは、笠戸島全体に出てきておると思うんですね。ハイツがよくなる、また橋を渡ったところの食堂もよくなるし、そして、タクシーも随分笠戸島へ入ってきております。また相乗効果としては、あの温泉というのはすばらしいものが出てきました。 そして、大城そのものの経営もスタート時点では3億6,000万円、約1億円以上の前年度よりも売り上げを確保しましたね。それから、19年度も3億4,000万円程度上がって利益も出ております。そのように、温泉効果というのは、非常に出てきております。 そして、今御指摘のように、職員の応対、これは、もう一歩だろうと思っております。しかし、私も自分で事業をしていますから、自分の気づきは全部言うんですよ。随分嫌われ役なんですよね。しかしこれは、やはり私が皆さんに言っておるのは、今指定管理者制度でやっております。もし、皆さんがいけない場合には、私は公募しますよと、公募してハイツ方式を取りますよと、だけど、市長として、やっぱり良心的に、いろいろな指導をすれば、嫌なことも皆さんにもあろうし、私も好んでやるわけじゃありませんが、基本的には、やっぱり今まで働いた従業員を解雇したくないんだと、だからこそ、皆さんも努力してほしいと、さらに、指定管理者制度をやめますよと言って、公募したときに、どこかおいでになって、条件としては、全員使ってくださいよといいますが、ハイツを見てごらんのように、ほとんどハイツの元の職員はおりませんね。これはもう否めない事実が発生すると思っています。 だから、そういうことをしきりと言いながら、まずあそこに書いてあります、行って見てください、商売というのは、ほほ笑みが要るんだと、ほほ笑みに勝る化粧なしということを使いながら、全員がやっぱりお客さんを心から歓迎しなきゃならない。私があるくるくる寿司の話を私がするんですよ、この変な話しをするかもしれませんが、たかが5人か6人しかおらないくるくる寿司の朝礼を見て、また感動するところがありました。きのうの反省、きょうの握る心、お客さんに対して親切丁寧おいしく握ると、その心を持たんにゃいけん、こういう朝礼をやっておる下松のところ、大繁盛していますね。それから、歯医者さんに行きますと、ある歯医者さんに行ったらすばらしい朝礼をやっているんですね。人数は少ないんですよ。だから、それを私は大城でもやりなさいと、やってくださいと言うが、なかなか上の空でやるような関係もあるんですね。 だけど、なかなか実施できませんから、先般たまたま洋食の料理長がやめました。これは正直申し上げますとお金のことですね。これを契機に私も2つ考えたんです。もう思い切って公募方式をとろうか、それとも、職員がもう一度本気で食事関係に取り組んでお客さんの応対ができるかどうか。このやめるか継続するか、そして、皆さんを集めまして、もう腹を据えてくださいと、この6月までに指定管理者制度を生かすか、あるいはやめるかの方針を出さなきゃならないところまで来ておると、今のままでおれば、もう私は指定管理者制度を、もうやめていきますよと、公募しますよと、そしたら、皆さん方はもう使ってもらえるかどうかわからないところに行きますよと、そういう積極的な話しもしました。まあ十分な納得はいかないかもわかりませんが、これを契機に、私は食事の建て直しをやっていこうということで、皆さんの理解を得ながら、そして、今板場さんが3人おりますから、派遣をさせて勉強するか、あるいは料理長の優秀なのをここに半年間入れてくるか、どうするかというのはいろいろ検討しましたが、皆さんも十分な理解はなかったかもわかりませんが、私は理事長として選択を、管理者制度を移行していこうという結論を自分なりに、まあ皆さんはやめてくれというのは、なかなか言いにくいものですから、だから、そういう気持ちになって料理長に半年間教育に来てもらっています。 今考えてみますと、本当に、これはすばらしかったと思っておるのは、まず、包丁を握る前に、料理場に入って、全部ペケなんです、こういうことじゃいけないと、衛生上の問題、徹底してやられますね。そして、変な話しかもわかりませんが、今皆さん入ってみてください。あの調理場が鏡のようにきれいになりつつあります。まず、清潔、衛生上ですね。それから、手袋も、これは具体的な話しですよ、お肉を切ったゴムの手袋、その手袋をしながら、今度は野菜物を切るときは手袋をかえなさい、お魚をやるときは手袋をかえなさい、まず、初歩的な教育からしていただくんです。そして、3人おりますが、3人の皆さんが岡田さんという人ですが、岡田さん、あなたの言うことを聞きますかって言ったら、非常に素直に聞いてくれるって言うんですね。これで私もほっとしておるところです。そして、当然板場ですから、包丁を握らんにゃいけませんが、まず基本ができていくということですね。そして、最近は料理に対する考え方も随分変わってきている。物によっては高いと言われます。これは具体的に申し上げますが、これじゃ高いと、そして、メニューが多過ぎると、もう少し考えてということで、今一生懸命指導してもらっております。 また、岡田さんという人の上に、もう1人最高の調理長がおり、それが月に一、二回おいでになりまして、また彼の指導のもとにやっておると、だから、半年すれば、私はやっぱり、下松一の料理ができるんじゃなかろうかと期待しております。 しかし、そう言っても、やはり皆さん方もお気づきがあれば、遠慮なしに言ってもらいたい。そして、愛きょうが悪いです、私は、正直言いましてね、なかなか三つ子の魂百まで、今まで受けたそのままで私も受けておりますから、しかしながら、常に、私は、皆さん商売は愛きょうですよということは言い続けております。ローマは一日にしてならずという言葉があるように、少し時間をください、私は絶対にすばらしい、あそこを大城にしていきたいと思っております。そして、皆さん方もいろいろな点がありましたら、遠慮なしに私は教えてもらいたいと、こう思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(広戸一見君) ほかにございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 報告第9号、報告第10号及び報告第11号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承を願います。 会議の途中ですが、13時まで休憩いたします。午後0時01分休憩 午後1時00分再開 ○議長(広戸一見君) 休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。 △日程第12.議案第32号平成20年度下松市一般会計補正予算(第1号) ○議長(広戸一見君) 日程第12、議案第32号平成20年度下松市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第32号平成20年度下松市一般会計補正予算(第1号)について、御説明申し上げます。 この補正予算は、歳入歳出予算に、それぞれ476万円を追加し、補正後の予算総額を170億4,476万円とするものであります。 議会費は、法改正に伴う共済給付負担金の増額により109万4,000円を計上しております。 総務費は、条例及び規則改正に伴う人事給与システムの変更経費として193万8,000円、豊井自治会館の修理、改造経費の助成金として44万9,000円、賃金、報酬等の登録システム開発経費として388万5,000円、市長選挙経費未執行分の減額として1,694万4,000円を計上しております。 衛生費は、休日診療所の全自動血球計数器更新経費として27万円を計上しております。 土木費は、政令改正に伴う住宅管理システム改修経費として157万5,000円を計上しております。 消防費は、消防団に配備された可搬式ポンプの更新経費として250万円を計上しております。 教育費は、学校評価の充実、改善のための実践研究事業の実施に伴う経費として481万8,000円、米川小学校の県事務職員削減に伴う臨時職員の配置経費として231万8,000円、豊井公民館への非常勤職員配置経費として285万7,000円を計上しております。 以上の財源として、県支出金を充当するものであります。 以上、概略を説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。渡辺敏之議員。 ◆22番(渡辺敏之君) 細かいところは付託をされる予定ですので、総務教育委員会でと思いますが、1点だけ、今度の予算でもシステム開発の経費が739万8,000円計上されているわけですね。今までもシステムの開発について、著作権は企業の方にあるということが、お金は出しているのに、著作権は向こうにあるということが今まであって、そこは何とかならないのかと、今まで何回かお尋ねをしたことがあるんですが、制度が変わるたびに、手直しがこういう形で一遍にどんと出ないけれども、今回でも740万円ぐらい出る、こういうようなのは、自前ではできないんですか。 建築の関係で言えば、でかいやつは民間の設計事務所あたりにお願いをし、小さいものだとかいうものは、可能なものは職員のところでやるということがやられていますよね。著作権の問題等々が引っかかるのかも知れないけれども、こういう形で、今から先もずっと制度が変わるたびに、こういう形で企業の方に発注すると、著作権は向こうが握っていると、いつまでこういうことを続けるのかな、市の職員も配置をしているわけで、細かい手直しというぐらいのことは、職員のところでできるのではないのかなと思うんだけれども、そのあたりはどうしようもないんですか、それとも、検討の余地があるんですか、そこの点だけお尋ねをしておきます。 ○議長(広戸一見君) 蓬莱総務部長。 ◎総務部長(蓬莱謙一郎君) 私も初めての答弁ですので、よろしくお願いいたします。 今システム開発が自前でできないのかということですけれども、現状ではちょっと無理だと思うんですよ。システム開発も年々といいますか、高度な開発といいますか、高度な技術を要するものになっていっていると思いますので、職員を市役所で養成するといったことも考えられるかとは思いますけれども、やはり、コストパフォーマンスということを考えたりすると、それはやはり、もちはもち屋で専門家に委託した方が結果的には安いんじゃないかと、私はそのように考えております。 ○議長(広戸一見君) 渡辺敏之議員。
    ◆22番(渡辺敏之君) 今部長のところからそういう答弁をいただいたんですが、少し研究してみてくれませんかね。今から先も、漫然と制度が変わるたびに、補正予算なり、当初予算で、大きい新しいシステムを構築するっていうのは、それはそれで専門性が必要だと思うんだけれども、既に、でき上がっている、そういうシステムの一部を手直しするのに、全部企業の方にというのでは、余りにも何ていうか、情けないといいますか、ちょっともう少し研究をして、下松だけで、市だけで勝手にこれは判断できるものじゃないと、企業側の理解もいただかなきゃならないと思うんですけれども、そういうことも、ちょっと研究課題にする必要があるんじゃないですか、いかがでしょう。 ○議長(広戸一見君) 井川市長。 ◎市長(井川成正君) おっしゃることはよくわかります。一応、研究課題として、これから研究してみたいと思います。 ○議長(広戸一見君) ほかに御質疑はございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第32号は、総務教育委員会に付託します。 △日程第13.議案第33号下松市監査委員条例の一部を改正する条例 ○議長(広戸一見君) 日程第13、議案第33号下松市監査委員条例の一部を改正する条例を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第33号下松市監査委員条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。 この議案は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行に伴い、下松市監査委員条例の規定の整備を図るものであります。 具体的に申し上げますと、地方公共団体の財政の健全化に関する法律において、健全化判断比率及び資金不足比率の算定基礎事項を記載した書類を監査委員の審査に付すこととされたことから、条例の一部を改正するものであります。 以上、議案第33号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第33号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議はございませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第33号下松市監査委員条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。 △日程第14.議案第34号下松市温水プール条例の一部を改正する条例 ○議長(広戸一見君) 日程第14、議案第34号下松市温水プール条例の一部を改正する条例を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第34号下松市温水プール条例の一部を改正する条例について、御説明申し上げます。 この議案は、高齢者、障害者等の健康増進に一層寄与するため、利用料金の見直し及び減免措置規定の整備を行うものであります。 利用料金の見直しにつきましては、75歳以上の利用料金を新設するとともに、現状に合わせ、回数券の規定を廃止するものであります。 減免措置規定の整備につきましては、障害者等の介助のために利用する者の利用料金に免除措置を導入するため、規定の整備をするものであります。 以上、議案第34号について御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。城市 進議員。 ◆23番(城市進君) 条例の一部改正です。市民の願いにかなった条例改正だと理解をするのですが、1つは、温水プールの使用に関しまして、平成16年、平成17年、平成18年、3カ年を平均利用者6万8,000人にほぼなるのですが、この中で75歳以上の市民の方、あるいは他市民の方の利用、把握はなさっておられるのでしょうか。あるいは、推計で大体何人ぐらい、この中で75歳以上が占めるか、そういう数値がどこかにあるのですか、1つは御説明ください。 なお、これに関しまして条例改正をいたしますと、使用料が減収となりますが、減収見込みについては、全体としてどの程度の使用料減収を見込んでおられるのか、この2点のほど御説明をいただきたいと思います。 ○議長(広戸一見君) 村上建設部長。 ◎建設部長(村上篤志君) 今回条例改正いたしまして、今の御質問の中の75歳以上の大体利用者の数ということですけど、正直申し上げまして厳密には把握しておりません。ただ、1日200人程度の利用者があった中で、大体五、六人程度の利用が75歳以上という、これは厳密には数えたわけではございませんけど、その程度と思っております。 これ75歳以上というのに限定したのは、この温水プールが健康増進施設ということで、今申しましたように、ほとんどの75歳以上の利用者が少ないということで、これを減額して、この利用者の増加を図るということにしております。 それから、これを例えば65とかしたら、先ほど城市議員も言われましたように減収になりますから、あくまでも75歳ということに設定させてもらいました。 それから、減収見込みにつきましては、今現在は影響がないと思っております。それだけ増加すると思っております。 以上です。 ○議長(広戸一見君) ほかにございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第34号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、議案第34号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより、議案第34号下松市温水プール条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 △日程第15.議案第35号下松市支援費支給条例を廃止する条例 ○議長(広戸一見君) 日程第15、議案第35号下松市支援費支給条例を廃止する条例を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 議案第35号下松市支援費支給条例を廃止する条例について、御説明申し上げます。 廃止する条例は、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法及び児童福祉法に基づく居宅生活支援費等の支給を目的として制定されたものでありますが、新たに障害の種別にかかわらずサービスを利用できるよう仕組みを一元化した障害者自立支援法が制定されており、事業の必要性がなくなっているため廃止するものであります。 以上、議案第35号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第35号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第35号下松市支援費支給条例を廃止する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 △日程第16.諮問第2号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(広戸一見君) 日程第16、諮問第2号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。井川市長。    〔市長 井川成正君登壇〕 ◎市長(井川成正君) 諮問第2号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、御説明申し上げます。 本市には、現在5人の人権擁護委員が法務大臣から委嘱されております。 このうち、白井春好委員の任期が平成20年9月30日に満了いたしますので、その後任委員の推薦について議会に意見を求めるものであります。 私は、白井さんに再任をお願いしたいと思っております。 白井さんは、平成17年10月に人権擁護委員に就任以来、人権擁護委員として要求されます「人格識見が高く、豊富な経験を持ち、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解ある者」という要件を十分に備えておられると思っております。 白井春好さんの人権擁護委員推薦につきまして、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(広戸一見君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号については、人事に関するものでありますので委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。本案に対する御意見はありませんか。金藤哲夫議員。 ◎11番(金藤哲夫君) ただいま市長から御提案のあったように、白井春好さん、皆さんも御存じの方かと思います。地域のボランティア、そして、青少年の健全育成等、常に積極的に取り組んでおられまして、また、保護司としても不幸にして犯罪を犯した人たちの社会復帰、更生に真摯に向き合っておられる優れた方でいらっしゃいます。そういったことで、今回の御提案のように、人権擁護委員として最適だと、私は考えておりますので賛成をいたします。 ○議長(広戸一見君) ほかにございませんか。    〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 意見なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより、諮問第2号人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。本案は原案のとおり答申することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(広戸一見君) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は原案のとおり異議のない旨、答申することに決しました。 △日程第17.監査報告第2号例月出納検査報告について ○議長(広戸一見君) 日程第17、監査報告第2号監査委員から例月出納検査報告書の提出がありました。写しをお手元に配付しておきましたから、御了承を願います。 以上で、本日の会議を終わります。次の本会議は、6月9日午前10時から開きます。熱心に御審議お疲れでございました。午後1時20分散会 ─────────────────────────────────...